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『GUITARHYTHM III』(ギタリズム・スリー)は、日本のミュージシャンである布袋寅泰の3枚目のアルバムである。 == 背景 == 「LOOKING FOR WILD」をテーマに「スピード」「スリル」「ワイルド」をコンセプトとした作品であり、『GUITARHYTHM』や『GUITARHYTHM II』よりもストレートなロックンロール色が強くなっている。 「ポップ・アート」もコンセプトとして挙げている。この時期の布袋はアンディ・ウォーホルやジャン・コクトー、アルチュール・ランボーに傾倒しており、彼らの作品から受けた影響が多分に反映されている。この時期の日記である書籍『よい夢を おやすみ』(1993年)にもこの三者の名前が頻繁に登場する。 本作について布袋は「自分の中には"ワイルド"な部分と"マイルド"な部分がある。前作はマイルドではないけどあれだけ大きな世界を創って、そういうツアーも演ったから、逆にヤンチャに戻れたのもあるかもしれない。もう欲求として湧き上がってきたテーマですね、ワイルドは〔「PATi PATi」 1992年10月号〕」「BOØWY解散直後の『GUITARHYTHM』(1988年)にしろ、COMPLEX解散後のソロ復帰作『GUITARHYTHM II』(1991年)にしろ、「出したい作品」というよりは「出すべき作品」だった。だからそれぞれ周りの評価というものがどこかで気になっていた部分があったかもしれない。今回はそれを乗り越えて自然に解放された感じになれたと思う。そういったところではこの二枚がなければ出来なかった作品〔ROCKIN′ON JAPAN 1992年9月号〕」と語っている。 ボーカリストとしての意識の芽生えも語っている。本人曰く「(本作は)ああいう風に歌わないと曲に負けちゃうから。それに歌詞が死んじゃうから、それならば歌わない方がいいわけで」「言葉というものが大切だと思い始めてきている。(前作で)ツアーやって喉も強くなってるから、パワーという部分ではまったく違う」。 また前作でソロキャリア初の全国ツアーを行なったことで自信が付いた部分、満足のいく反応を得られなかった部分が具体的に見えたこともあり〔ライブビデオ『GUITARHYTHM active tour '91-'92』(1992年)内のインタビューより〕〔「PATi PATi」 1992年3月号〕〔、ライブで映えることを強く意識した楽曲作りが成されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「GUITARHYTHM III」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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